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8号 2001年4月30日発行
特集 ETRENAL VIBRATION
20世紀を駆け抜けた意思を新世紀へ。時代を越えた波動(バイブレーション)を伝える充実のインタビュー。
■ロング・インタビュー
戸川純
演劇に音楽に活発な活動を再開し、芸能生活20周年を迎えた戸川純。紆余曲折の歳月を語る。
「私が関わるものなら何でもポップ」
サヨコ
ゼルダ解散後、ソロ活動を続ける高橋佐代子の語る埋め立て地、ジャマイカ、そして母親としての日々。
「昔は非日常の居心地のいい場所を探してたけど、今は日常が好き」
杉林恭雄
「くじら」としての17年間の音楽活動を振り返り、再び音楽の原点に立ち返る。
「最後に肌に触れるものって重要だと思う」
江戸アケミ──1983からのメッセージ
いまも語られ続ける「じゃがたら」の江戸アケミが、最もパワフルだった1983年に残したインタビューを掲載。その言葉は今もリアルに迫ってくる。
「俺は今までなんにもやってないよ。だからこれからまた、やってく可能性があるんだよ。」
スクリーミング・マッド・ジョージ
特殊メーク・アーチストとしてハリウッドで活躍する日本人、マッド・ジョージの語るパンクロック・ヒストリー。
「自分自身が何かおもしろいもんじゃないと、楽しめない」
ROVO
オルタナティブ・ロックとレイヴ・パーティを融合し、ライブハウスとクラブシーンのボーダーを取り払う、新世紀音楽シーンを創造する驚異のスーパーユニットを大フューチャー。
山本精一
ボアダムズ、想い出波止場、羅針盤、そしてROVOと、スケールの大きな才能でシーンを広げる音楽巨人。
「別にロックでなくても良かったから」
勝井祐二
バイオリン奏者として多くのユニットに参加し、「まぼろしの世界」を主宰する東京オルタナシーンのオーガナイザーが語るROVOの全て。
「これは、何かおもしろいことが起きたな」
益子樹(たつき)
ライブ・テクノ・ユニットDUB SQUAD の清新な感性が、ROVOに新時代の息づかいをもたらした。
「ほんとに音がよければ、それでいい」
■イーター・エクストラ・トーク
森達也
オウム真理教の記録映画『A』や『放送禁止歌』で話題を集める気鋭のドキュメント監督が、現代日本社会の危うさを語る。
「今、日本には憎悪がすごく渦巻いている気がする」
■グラビア&インタビュー
立島夕子
あまりにも激しく、絶望と狂気、そして生への渇望が渦巻く絵画。
「生きているから描いている」
■特別寄稿
「バナナリアンズの風景」古澤隆弘
東京ロッカーズの時代にニューウェーブバンド、バナナリアンズのリーダーとして活躍し、ドミニカの地で人生を終えた藤井義之(通称サンスケ)との想い出を、バナナリアンズのメンバーだった古澤隆弘が綴る。
「テーブルの上のアレルギー」三上るか
80年代パンクシーンを席巻したアレルギーのベーシストとして人気を集め、その後フランスで自ら命を絶った久保優子。最も親しい友人だった三上るかが、特別の思いを込めて書き綴った回想録。
■連載
プレス・ポワレティカ ポワレティカがパフォーマー丹野賢一の衣装を作る。丹野賢一 NUMBERING MACHINEの公演をグラビアで紹介。
ギロチン兄弟 …広瀬淳二の巻。オルタナ界の長老、広瀬淳二に迫るクールでアバンギャルドな正体不明の二人組。
根本敬 …特殊漫画「現代民話伝奇シリーズ」
三上寛 …小説「桃譚」第8回
南波トモコ …マンガ「くそ素晴らしきかな人生」
冴島奈緒 …エッセイ「東京モダンガール」
杉林恭雄 …イラスト「in the white room」
高塚達也 …イラストエッセイ「ああ夢情」
青木マリ …エッセイ「ミディアムブルーのたわ語」
ヒゴ・ヒロシ …RAVEシーンレポート「RAVE震源録」
J・マツオ …「水銀灯」